女神ちゃんと原井田クンの元気度アップレッスン

テーマ01

メンタルトレーナーに聞く、サラリーマンのメンタル強化策

講師:久瑠あさ美先生(メンタルトレーナー)

トップアスリートを育て上げてきたメンタルトレーナー久瑠あさ美先生による「ここぞ!」の場面で強い気持ちをもつための、様々なシチュエーション別トレーニング。5回にわたってレッスンをお届けします。

Lesson4 人事異動編

新しい部署に転属が決定しました。
人間関係も仕事内容も一変するので、不安を感じています。あれこれ考えていたら、またお腹が…。

久瑠先生:新しいことへの挑戦を前にして多くの人はつい尻込みをします。できるだけ、過去の経験の中で想定できる範囲内の物事だけを、やっていきたいと思うからです。重大な責任をまかされた時は、ストレスを感じて「できれば辞退したい」と考えることもあるでしょう。

けれど、未来のことは50対50。実際は、今より良くなる可能性も50%あるんです。逆に、今は順調でも、これから先も順調かどうかも50対50。常に期待やうれしさが半分、心配や不安が半分なのです。もし原井田クンが新しい環境に対して100%不安だと思うなら、50対50だと思える人との違いは何だと思いますか?それは、人生を良くしたいと思っているのか、最初から諦めてしまうかの違いです。そういった意味で新しいことへのチャレンジは人生をよくするためのチャンスなんですよ!

これまでと180度ちがう仕事がまわってきたら、
どうやってモチベーションを保てばいいでしょうか?

久瑠先生:モチベーションというのは、心拍数と同じで本来は保つものではなく、勝手に上がるものなんです。例えばアスリートは「自分にできないこと」を「できる」にするために練習では苦手なことにトライする。それだから、モチベーションを保っていられるんです。なかなか入らないタイミングでパスを出せるようにするなど、苦手なことを克服するために練習をしているのであって、その苦手なことや未知のことに挑戦するから、それがやり甲斐にもなっているわけです。
そう考えれば、原井田クンにとって、まったくやったことがない仕事というのはチャンスでもあります。未経験だから何をやってもチャンスになるし、会社側も未経験なのはわかっているのですから、ある程度の失敗は想定内のはず。それだけ原井田クンに期待しているということだと私は思います。むしろ未経験の人をその部署に配属する会社側のほうが、原井田クン以上にチャレンジしているのかもしれない。未経験の社員にチャンスを与えて育てようと、会社はしているのですから。できないことができるようになるチャンスを与えてもらえたと考えると、やる気になってきませんか?「ありがたいな」と感謝が芽生えた瞬間にモチベーションはまた上がるはずですよ。

なるほど、トップアスリートは
「自己ベストを狙う」「新記録を打ち出す」ために、
常に自分の限界をこえるチャレンジをしているんだぁ。

本日のおさらい

苦手な練習に黙々と打ち込むアスリートの姿を想像してみたら、ジーンときちゃったよ・・・。誰だって最初から全部うまくできるわけじゃないんだよね。未経験な仕事でもがんばらなくちゃ。

不安があっても、うまくいかないと決めてはダメよね。新しいことにチャレンジする勇気が重要なのね。期待をかけられているって嬉しいことね!

Profile

「ff Mental Room」(フォルテッシモメンタルルーム)代表 メンタルトレーナー 久瑠あさ美先生

心理学エキスパート認証取得/次世代育成支援エキスパート認証所得/日本芸術療法学会会員/日本産業カウンセリング学会会員。
『JJ』『Ray』のファッションモデルとして活躍後、心療内科にて心理カウンセラーとしての勤務を経て独立。MLBトロント・ブルージェイズの川崎宗則選手、女子プロゴルファーの金田久美子選手などのプロスポーツ選手のメンタルトレーナーとして活躍する他、各界アーティスト、企業経営者、個人向けのメンタルトレーニングや心理カウンセリングを行っており、雑誌、TV、ラジオなどメディアにも多数出演。久瑠あさ美の心を創る「マインド塾」「メンタルトレーナー塾」を毎月第2土曜日に主催している。著書は『一流の勝負力』(宝島社)、『このまま何もしないでいればあなたは1年後も同じだが潜在能力を武器にできれば人生はとんでもなく凄いことになる』(中経出版)、『マインドの創り方:「潜在意識」で人生を好転させる』(三笠書房)『自分を超える勇気“魔物”に打ち勝つメンタル術』(KKベストセラーズ)など多数。

「ff Mental Room」(フォルテッシモメンタルルーム)
http://ffmental.net/