女神ちゃんと原井田クンの元気度アップレッスン

テーマ03

人間関係のお悩み解決!「ストレス解消型」コミュニケーション

講師:児玉光雄先生
(スポーツ心理学者、追手門学院大学客員教授)

ビジネス能力開発推進にも力を注ぐ「スポーツ天才学」の第一人者・児玉光雄先生による人間関係のお悩みを解決するコミュニケーション法を、様々なシチュエーション別にトレーニング。5回にわたってレッスンをお届けします。

lesson2 好かれる!ストレスを溜めない対人関係の築き方【上司編】

原井田クン、相性が合わない上司が悩みのタネらしいのですが、
そういう上司とはどう向き合うのが良いのでしょうか?

児玉先生:心理法則でいろいろなアプローチ法がありますが、相性の合わない上司とのコミュニケーション法なら「シンクロニーの法則」が良いでしょう。同調性といって相手と同じ行動をとることで好意を抱いてもらえるので、上司の仕草に合わせて真似をすることで、上司が自分に好意を持つようになります。逆に無意識だとしても、腕組みをしたり足を組んだりすることは、相手に壁を作っているという意思表示にとられてしまいます。
笑顔でうなずく態度はコミュニケーションとして非常に重要ですし、単なる言葉によるコミュニケーションではなく、言葉を使わないコミュニケーションのほうが強力だという心理学者もいます。相手の目を見てしゃべることが大切。自分の苦手なリーダーであっても相手の懐に入るテクニックを使えば打ち解けることもできます。

やりたいことがあっても却下されてしまったり、
自分なりに頑張ってはいるのに、
上司から認められてもらえていない気がします。

児玉先生:頑張っているというところですが、たとえば企画書なども1度出して上司からダメ出しされた時に、原井田クンはそれで引き下がったりしていないかな?1度や2度で諦めないことが大事で、逆に「上司はより高いレベルの企画書を望んでいるんだな、じゃあがんばろう」と前向きにとらえるようにしましょう。
悲観主義と楽観主義があるけれど、良いことだけを取り出して考えることだけが楽観主義とはいえません。たとえ上司に厳しいことばかりを言われたとしても、事実をありのままに受け止め、その打開策を前向きに考えることが大切です。良くないことは忘れて良いことだけをピックアップするのではなく、事実をありのままに冷静に判断し、良くないことを良いほうに変える最大限の努力をする人を楽観主義といいます。

上司とキチンとコミュニケーションが取れているか、
嫌われているのではと不安です。
上手なコミュニケーションのコツを教えてください。

児玉先生:上司にいろいろ言われたとしても、自分を成長させるために言ってくれているという考え方ができれば落ち込むことも不安になることもないはずで、これも楽観主義と言えます。もし上司に言われていることが理解できなければ、冷静になりディスカッションしてみるのも一つの方法です。
「好意の返報性」という心理学があり、好意を与えれば好意が返ってきて、悪意を与えれば悪意が返ってくるという習性のことで、馬が合わないなと思う上司であっても、その人の長所を見つけて積極的に言葉で表現してみることが大事です。これは、部下に対してでも同じ方法でアプローチすることができます。相手の言葉の中に美点を見つけ、それを率直に伝えること。些細なことのほうが相手は意外性を持ち、「ああ、こんなところまで見てくれているんだ」と思ってくれますから、気持ちを伝えるときはより具体的なほど良いですね。「あの商談のときに、リーダーがフォローしてくれて助かりました」など、感謝の気持ちを漠然とではなく具体的に伝えるようにしてみると、もっと上手にコミュニケーションがとれるはずですよ。

言葉を使わないコミュニケーションね。
まずは笑顔でうなずくことから始めてみよう!

本日のおさらい

苦手な上司だと思っていたけど、認めてくれないのも僕をもっと成長させるためだと思うと、何だかありがたく感じちゃうね。

原井田クン、その感謝の気持ちをちゃーんと上司に伝えるのよ!

Profile

スポーツ心理学者、追手門学院大学客員教授 児玉光雄先生

前鹿屋体育大学教授、日本スポーツ心理学会会員、日本体育学会会員。
京都大学工学部卒業。学生時代テニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院に学び工学修士号を取得。米国オリンピック委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員としてオリンピック選手のデータ分析に従事。過去20年以上にわたり臨床スポーツ心理学者としてプロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務める。また、日本でも数少ないプロスポーツ選手・スポーツ指導者のコメント心理分析のエキスパートとして知られている。右脳活性プログラムのトレーナーとしてこれまで多くの受験雑誌に右脳開発トレーニングを提供。自ら名づけた「右脳IQ」という概念を日本に広めるために尽力。「ホンマでっか!?TV 」に準レギュラーとして出演中。主な著書はベストセラーになった『イチロー思考』をはじめ、『オシム知将の教え』『イチロー頭脳』『松坂大輔「100億思考」を読み解く日』(以上東邦出版)、『名将・王貞治勝つための「リーダー思考」』、『ゴルフ脳を鍛えるメンタル・ドリル』(以上日本文芸社)など150冊以上。

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