女神ちゃんと原井田クンの元気度アップレッスン

テーマ05

大橋マキさんに聞くハッピーになる!アロマ・リラックス方法

講師:大橋 マキ先生
(英国IFA認定アロマセラピスト)

元フジテレビアナウンサーで、現在はアロマセラピストとして多方面で活躍中の大橋マキ先生による、ストレスで悩む現代女性のためのアロマ レッスンを5回にわたってお届けします。

Lesson 1 アロマ基本編 アロマオイルの選び方と使い方

アロマってリラックスしたい時に
使うのかと思っていたけど
ストレスケアにもいいんですか?

大橋先生 : リラクゼーションはもちろんのこと、脳疲労などをもたらすストレスのケアは、実はアロマセラピーがもっとも得意とする分野の一つ。大脳辺縁系から身体の生理機能をコントロールしている視床下部に作用し、自律神経、免疫系、内分泌系に働きかけるため、ストレスから起こる様々な症状にアプローチしてくれると言われています。
例えば睡眠障害や頭痛、腹痛など。アロマにより身体の生理機能のバランスがとれることで、ストレスケアだけじゃなく、美容や健康維持、疲労回復など心と身体の不調を整えるのにも役立ちます。

アロマって心と身体に
どんな風に作用するんですか?
楽しみ方についても教えてください。

大橋先生 : 私たちの脳は視覚情報などをキャッチする「考える脳」と感情、記憶、食欲や性欲などを支配する「感じる脳」との大きく2つの部分に分かれていると言われます。
アロマには、大きく分けて「嗅ぐ」「吸う」「塗る」の3つの楽しみ方があり、芳香浴により嗅覚を通じてアロマをとりいれた場合、匂いは「感じる脳」に直接届けられるため、現代の脳疲労=考える脳の使い過ぎがまねくアンバランスを整えることが出来ます。
また、同じく芳香浴によってアロマは呼吸により肺を通じて全身にも届けられます。トリートメントの場合は、皮膚表面から吸収されて血流にのって全身に届けられると言われています。

芳香浴法 吸入法 トリートメント・湿布法・沐浴法

芳香浴はキャンドル式と電気式の芳香器などを使って香りを楽しみます。
吸入は、洗面器やマグカップなどにお湯を入れ精油を落とし立ち上がる香りの湯気を吸入する方法で、オフィスのような半パブリックスペースなどポイントで香らせたい時に気軽に使用できます。また、風邪やインフルエンザが大流行する冬に、風邪予防、免疫力強化のためにもおススメです。ユーカリ、ティーツリー、パイン、サイプレスなど樹木系の精油を使うことで、呼吸器に作用して免疫力を高めてくれます。
 塗るといった皮膚吸収については、トリートメント、温湿布、沐浴法(入浴)などの方法があります。トリートメントはむくみや便秘のケアに。温湿布は便秘や整腸、膨満感、胃もたれなどに。冷湿布は頭痛の時や炎症部に使ってみましょう。入浴、足浴、手浴は、バスタブなら2~3滴、洗面器なら1~2滴の精油を直接落として身体を浸します。

注意点、こんな使い方はNG!
というようなことはありますか?

大橋先生 : 入浴や足浴などで用いる場合、精油は必ずよく混ぜ、皮膚に直接精油が高濃度で触れないよう注意が必要です。とくに、冬の乾燥肌や敏感肌は、入浴で体温が急に上がるような場合、精油成分がまとまって皮膚に触れると、皮膚刺激となることがよくあります。 心配な場合は、あらかじめ精油を植物油か自宅にある牛乳やワイン、化粧水などで薄めてからお湯に入れましょう。日本酒やミルクを希釈ベースに使えば保湿効果も期待でき、ミルクバスのようでおススメですよ。いずれの方法でも、もし皮膚に痒みが生じたら精油をすぐに洗い流すか優しくふきとりましょう。

アロマって色々と奥深いんですね。
そもそも大橋先生と、アロマとの出会いの
きっかけは何だったんですか?

大橋先生 : 中高生時代の6年間、脊柱側湾症でコルセット治療をしていました。同時に母といっしょに横浜から東京まで整体に通っていて、母自身が整体によるセルフケアを見よう見まねで覚え、私が唯一コルセットを外せる入浴後から就寝前までの30分間、背中をケアしてくれていたんです。
当時は、この時間を思春期ならではの反発で煩わしいと思いながらも、反発するのも億劫で必死な母に身を任せているような諦めの境地でした。ところが、ある晩、母が私の背中に手をおいたまま疲れ切って眠ってしまった時があり、手のひらから熱い体温が伝わって、気がついたら私が横になっていた畳がびしょぬれになるほど私の涙が溢れていました。とても不思議な感覚でしたねぇ・・・。
その体験が、アナウンサー時代の取材先のアロマサロンで、久々に手のひらで触れられたことでフラッシュバックした感じで、本当に10年以上の月日を経て、突然に皮膚感覚で思い出されたんですね。その時、たまたまそこに漂っていたのがアロマだった・・・・そんな出会いです。
初めて出会ったセラピストの方に、そこまで心が開かれ、かつての忘れていた記憶が急に引き出されたことで、タッチングと香りのチカラに驚かされました。

ステキな出会いがきっかけだったんですねぇ・・・。
でも、アロマってすごく種類が多くって
正直、素人の私にはどれを選べばいいのか・・・。

大橋先生 : もし具体的にアロマでケアしたいことや心身の不調がある場合は、その目的にあわせた精油にしぼりこみ、その後は香りの好みで選ぶようにしてください。
シンプルにアロマセラピーに興味がある場合は、香りの好みで選べば大丈夫。店頭で香りのテスターを使い、鼻先20~30㎝ほど離して嗅いでみましょう。気になる香りがあれば、店員さんにその精油の効能やブレンドすると相性の良い精油を聞いてみるのも良いですね。
精油はブレンドによってずいぶん印象が変わりますので、苦手な香りだなと思った場合は、ブレンドして好きな香りに変わることもあります。
最近では初心者向けの日常にそろっていると便利なスターターキットもあり、少量ずつで便利ですよ。
また、妊婦さんや授乳中の方、高血圧やてんかんなど持病のある方は、できれば医師に使用OKかを確認してみてください。
香りに加え、精油を選ぶのに大切なのが100%天然精油ということ。あまりに安価な精油は純正でない場合が多いので注意しましょう。

アロマを楽しむのに
季節や時間って関係あるんですか?

大橋先生 : 秋の夜長や春の花粉症、冬の風邪予防などなど・・・季節感とアロマはとても相関関係があります。最近は世界中、夏の暑さが厳しいですよね。アロマを天然のクールビズに用いることもできます。
以前、葉山の自宅でテレビの撮影隊のみなさんが来られたときにも、エアコンの使えない室内での撮影中、技術の皆さんの頭髪に希釈したペパーミントをかけてみたところ、スーッとスッキリすると喜んでくれました。実際に体感温度がミントで4度も下がると実証されているそうです。
秋や冬、日照時間が短くなると冷え、不眠になりやすい方も多いと思います。そんな時は血流をよくし体を温めると言われるスウィートマジョラムと気持ちを落ち着かせ睡眠にいいラベンダーをブレンドするのがおススメです。
春は新しい人との出会いの季節で気持ちがうわずると言いますが、東洋医学でも春の陽気が上昇するのにあたり人体の陽気も上へ外へ昇発すると言われています。つまり上半身に熱がのぼるような、凝るような状態になりやすいそうです。ちょっと気持ちが高ぶているかな?と思った時は熱を逃がすユーカリとホルモンのバランスを整える作用があるゼラニウムをブレンドするのがいいですよ。ユーカリは花粉症にもいいと言われています。

また不眠や眠気に悩みやすい秋や春などは、夜間と日中で香りを用いてメリハリをつけることもポイントです。日中はローズマリーとシトラス系、夜間はラベンダーなど鎮静系とグラウンディング効果の高い樹木系などがおススメ。ただし、秋や冬に、鬱っぽくなりやすい方には、樹木系のサンダルウッドは鎮静作用が強すぎて、鬱を加速させる場合もありますので気をつけましょう。
また、リフレッシュ作用を求めてペパーミントを使う場合も、秋冬に使った場合、分量が多いと寒気を催すことがあります。血流が滞ることによっての疲れも多くなる季節ですので、血流を促進してリフレッシュをはかることが必要な場合もあります。
ローズマリーはもちろん、ジンジャーやブラックペッパー、スイートマジョラムなど血流促進を意識したものは、冬の強い味方。また夏場、日照がたいへん強い時間帯に、光毒性のある精油を皮膚に使わないように気をつけましょう。

アロマは香りを嗅いだり吸ったり塗ったりと日常に簡単に
取り入れることができるストレスケア方法だったのね。
次回、Lesson2からは様々なアロマの取り入れ方を紹介するわね!

本日のおさらい

アロマって色んなやり方があるのね。
まずは好きな香りから始めるのでもいいって聞いて安心したわ。

香りの効果ってすごいんだね。
アロマならストレスに弱い僕にも手軽にトライできそうだね。

Profile

英国IFA認定アロマセラピスト 大橋 マキ先生

IFA国際アロマセラピスト連盟認定アロマセラピスト、
元フジテレビアナウンサー。
フジテレビ退職後、英国に留学し植物療法を学ぶ。アロマ空間演出や香りによる企業ブランディング、介護のためのアロマ、精油の地産地消の仕組みづくりなど、香りにまつわる様々なプロジェクトに取り組み、アロマの魅力を伝えている。現在は二人のお子さんの母としてイタリア・ミラノに在住。近著に『旅するように。逗子葉山暮らし』(宝島社)がある。

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